2007/10/4
お客様、パートナー様各位
インフォアの第二四半期のスタートに当たる9月の第二週に、米国ラスベガスにて年間最大イベントであるInforum2007が開催されました。会期中には700ものブレイクアウトセッションが行われ、6,000名を超えるお客様、パートナー様のご参加を賜り、お蔭様で盛況のうちに閉会を迎えることができました。
会期中には、Infor ERP LNの現行バージョンより前世代のInfor ERP BaanⅣ, Baan5.0.x (以下、BaanⅣ、Baan.5.0x)に関しても、改めて今後の機能拡張とサポート継続が発表されました。他のベンダーでよくあるケースとして、過去のバージョンの機能拡張をある時点でストップし、新しいバージョンへのアップグレードをお客様に強要するようなことが起こっています。 インフォアがSSAからBaan製品を買収する以前には、Baan製品の過去のバージョンに対して、同様の方向性が発表された時期もありました。
その後、SSAを買収したインフォアが変更した開発戦略はBaanⅣ、Baan 5.0xの機能拡張とサポートを継続するというものです。まずはお客様が投資されたことに対して、インフォアとしてサポートを継続することが重要であると考えています。BPCS、SyteLine、その他の豊富なインフォア製品についても機能拡張計画が発表され、CEOであるジム・シェイパー自らこれらを裏付ける強いコミットメントを述べました。
またインフォアとしてもう一つ皆様にお伝えしたいのはインフォア社内にCenter of Excellence for IBM System i Platformという組織の発足についてです。インフォアはAS400上で稼動するソフトウェアを最も多く保有しているベンダーです。これらのSystem i(AS400)のソフト開発者をすべてCenter of Excellenceという一つの組織に集中化し、それぞれの能力、ノウハウを集結して開発に取り組んでいます。
さらに今後は製品別の開発からビジネスサービスを中心にした開発にも積極的に取り組んで参ります。ボーイング社の747ジャンボを例にしますと最初の747は40年前に開発されました。今では747-8が最も多く世界の空を飛んでいますが、この747は元々のデザインと機体の形状は当時のままですが、その構成部品をパーツ毎に40年間改良を続けて今日に至ります。私達も同じようなことをソフトウェアの世界で実現したいと考えています。ソフトの中の部品、コンポーネント毎にアップグレードしていけるような 構造を実現し、皆様がこれまで投資されたソフトウェアの環境を柔軟に拡張していけるようにして参ります。
インフォアは社員の25%を開発部隊に割り当てています。他社と比較しても25%という数字は開発への投資を重要視しているベンダーと言うことができると思います。またこれらの開発人員が、様々な製品の複数のバージョンの開発を続けています。
グローバルにビジネス展開する企業は、 複雑で、多岐に亘るビジネス要求に対応する必要があります。どこから資材を調達し、どこに工場を置き、どのように配送するかというグローバルサプライチェーンの問題から、さらに複雑なビジネスの変化に対応できる人員の配置、スケジューリングというような多くの課題に直面しているのです。これらのビジネスの変化にソフトウェアを駆使して対応するには、コンポーネントベースで機能拡張できるような環境が必要です。インフォアはこれに対応すべくSOA戦略を強く推し進めています。インフォアのSOAは「Open」、「Leverage」、「Business」、「Free」の4つのキーワードで象徴されます。「Open」とはどのアプリケーションをどのプラットフォームで稼動させるかをお客様が選択できるということです。「Leverage」は過去から投資した環境を維持したまま機能拡張していけるという投資資産の最大化という意味です。「Business」とはSOA is not Technology but businessという意味を示しており、テクノロジーが皆様のビジネスを推進するのではなく、皆様のビジネスがテクノロジーを利用して最適なビジネスプロセスを構築できるということです。最後に「Free」とは、インフォアがご提供するSOAは、保守契約をいただいているお客様には無償でご提供するということです。他社様のケースに見られるように追加ライセンス料をいただくのではなく、無償でご提供します。
インフォアのビジョンは、グローバルにビジネスを展開する企業に、その企業規模にかかわらずグローバル競争に勝ち抜けるソリューションを提供するソリューションパートナーであり続けることです。そのソリューション中にはSOAのサービスとして提供予定のMulti-Bookのような国、会社の元帳を統合管理できるようなサービスや、現在ERP LNでご提供しているFast Startのような短期導入プログラムといった導入方法ツールまで含めて考えています。このFast Startプログラムは ERP LNはもとより資産管理(EAM)、さらに将来的には全製品について短期導入プログラムとして提供していく予定です。LNFast Startは既に日本で新聞発表をしておりますようにERPのビックバン導入をサービス工数65人日、スケジュール数ヶ月で実現するというものです。お客様がERPの運転技術を自ら学ぶという観点で取り組まれれば必ず成功します。
インフォアは、この他にも地球温暖化問題に対応する”Green”イニシアティブといったCSRからの観点でも積極的にソリューションを考えています。Supply Chain Designerというソリューションでは、CO2排出量を最も削減可能なサプライチェーン網のデザインを支援したり、工場の資産管理に各設備の使用電気量などを監視できるようにしたりなどの取り組みを今後も継続していきます。
インフォアが常に第一の目標として掲げるのは、お客様のビジネスの成功に貢献することです。テクノロジーがビジネスをドライブするのではなく、ビジネスがテクノロジーを変えていくことが最も望ましいことだと考えています。
今後も皆様のビジネスをご支援し、皆様のビジネスの成功が私達インフォアの成功につながるように努力してまいります。